こんばんは。
前回は、ヨガの最終的なゴールの「心の作用を止滅させる」に至る為の八支則の
ヤマのアヒンサーについてシェアしました。
今日は、サティア(正直)についてシェアしますね。
ところで!
一生懸命作ったご飯を、【美味しくない】って正直に言われたらどう思いますか?
きっとその瞬間は、落ち込むけれど色々工夫してみようって思いませんか?
正直言うと、かなりイライラし、じゃー自分で作れば?とか思う段階も経た上でですが。
逆に、数年経ってから、何かのタイミングで【実はずっと美味しくないと思ってた】
なんて聞いた時の方が立ち直れないショックと、なんで何年も言わなかったの?っていうすっごくモヤモヤした気持ちになりませんか?
とにもかくにも、正直者は、思いやりの心と愛情があってこそ成り立ちますよね!
では、ヨーガ・スートラでは、どう書かれているのでしょうか。
【サティア】
いかなる意味でも嘘をつかないこと。考えや発言、行動など常に誠実であること。
言葉にする時に、しっかりとその言葉が真実か考え直すこと。
自分の言葉に迷いが生じた時は、沈黙すること。
・サティア(正直)に徹した者には、行為とその結果がつき従う。(第二章36節)
常に正直で一言も嘘を発さないならば、その人の言うことのすべてが現実となる時がある。
とあります。サティアの実行によって、その言葉が非常に純正で強い力を持つようになるのだそうです。
しかし、この嘘を発さないというのは、お世辞や、相手を気遣う嘘も含まれるのです。
我々、日本人は特に相手を想う嘘、場を波風立てない為の嘘を言うように思います。
■例えば…
参加したくない飲み会に誘われた場合。
行きたくないのに、自分の心に嘘をついて【参加する】
行きたくないから、他に予定があると嘘をついて【参加しない】
これどちらの選択をしても自分の心の中がモヤモヤしますよね。
⇒心を止滅出来ない、心穏やかにはならないので、サティアに徹するべきなんですよね。
海外ドラマなんかを見ていると、海外の人は、はっきりとNO.と言っていますよね。
ハッキリと断った方がお互いスッキリするものです。
そして、意外とハッキリ断っても気にせずまた誘われたりしますから(笑)
他の例えで繊細な話で言うと
■病気の余命宣告について。
親が病気の場合に、他の家族で告知しないと決めたとします。でも、本人から余命を聞かれたらどうしますか?
個人的には、とても難しい選択だと思いますが、自分が嘘を発する、もしくは相手に嘘をつかせる位なら【沈黙を守るべきである】とヨーガ・スートラにはあります。
学校でもこの話題が出た時に私の先生は、その状況で親に沈黙を守った場合、きっと相手は、その家族の想いもすべて察してくれるでしょう。と仰っていました。
やはり、自分へも他人へも愛や思いやりを大切にしていますね。
是非自分の心と身体にも正直に過ごしてみてください。
ムリをしている自分に気が付いたら、その身心に正直にお休みすることも大切です。
【八支則】
1.ヤマ(禁戒:行ってはいけないこと)
2.ニヤマ(勧戒:行った方がいいこと)
3.アーサナ(体位法:ポーズをとること)
4.プラーナヤマ(調気法:呼吸法)
5.プラティヤハーラ(制感:感情を制御すること)
6.ダーラナー(集中)
7.ディヤーナ(瞑想)
8.ザマーディ(三昧:悟りの境地)
ヤマ(禁戒)は、心の平和を得る為に慎むべき道徳的心得で5つの教えからなります。
②サティア(正直)
④ブラフマチャリヤ(禁欲)
⑤アパリグラハ(不貪)
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RYT200 / YIC200(スタジオヨギー認定インストラクター) チェアヨガ修了
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